HuluやU-NEXT、Amazonプライムビデオといった動画配信サービスで映画やドラマを楽しむにはネット環境は最低限必要な条件です。
なにせネットに接続しなければ、動画の視聴どころかアプリのダウンロードすらできないですからねw
でもネット回線といってもいろいろ種類があって正直わからないですよね?
- 動画配信サービスはどのぐらいのスピートがあればいいの?
- おすすめのネット回線は?
- 動画配信サービスはWi-Fi(無線回線)でも楽しむ事ができる?
こんな悩みにこの記事ではお答えしていきます。
【このページのもくじ】
動画配信サービス視聴にネット環境(回線)は重要!?
まずはネット環境や回線が動画配信サービスを快適に楽しむためになぜ重要なのか?
「アプリがダウンロード出来ないなんて当たり前の事わかってるわ!」という声も聞こえてきそうですが、もう少し掘り下げて、動画配信サービスとネット環境の関係をご紹介していきます。
まずは基礎知識としてインターネット回線で、引っ越しや光回線などを契約する時に、一度は聞いた事がある回線の「上り」と「下り」について簡単にご説明します。
ネット回線速度の上りと下りの違いって?
ネット回線の速度を表す時に出てくる単位「Mbps」は”メガビーピーエス”と読まれる単位で光回線やWi-Fiのデータ量・転送量を表す時に用いられます。
これを基準に「上りが100Mbpsで下りは10Mbpsですね」と、家電量販店の店員さんが話してくれますが…正直なんの違いを話されてるかわからないですよねw
日常生活で技術職とかでもない普通の人は、こんな言葉覚えなくても大丈夫です!難しく説明していますが平易な言葉に直すと、データの「受信」と「送信」を表しているだけです。
この内、動画配信サービスはインターネット上から映画やドラマ、アニメなどの映像データを受信しながら動画を再生するので受信は特に重要!
なので、ネット回線をみる時は「上り=送信!下り=受信!で、受信の数字が大きいほど良い!」
と覚えておいてくれれば大丈夫です!
動画配信サービスの通信方式
次にご説明するのが動画配信サービスの通信方式で、インターネットで動画配信をおこなうには大きく分けて「ストリーミング方式」と「プログレッシブダウンロード方式」の2つの通信方式に分かれます。
この2つのうち動画配信サービスが採用しているのがストリーミング方式。
ネット接続してリアルタイムで動画データ(映像)を読み込みながらデータ再生をおこなうので、ネット環境が遅い場合は画質を落として動画が止まる事なく配信しつづける事ができる通信方式になります。
一方のプログレッシブダウンロード方式は主にYouTubeなどで採用されている方式で、一度データをダウンロードしてしまえば、電波状況が悪い状況では止まる事がありますが、2回目以降の再生がスムーズなのが特徴です。
なぜ動画配信サービスはストリーミング配信するのか?
ストリーミングとプログレッシブダウンロード2つの通信方式の特徴をみて…
「なぜ2回目からスムーズに見れるプログレッシブダウンロードで配信しないの?」と思う方もいるかも知れないですが、理由として考えられる点として2点あります。
ダウンロードされるリスクを回避するため
プログレッシブダウンロードは、動画を一度PCのドライブなどにデータを一時保存したものを2回目以降読み込み再生をするため、特殊の技術は必要ですがダウンロードされてしまう可能性高いんです。
動画配信サービスの作品は、放映権など厳しくサービスから作品を取られ海賊版や無料配信サイトに投稿されるリスクがあるためストリーミング方式を採用していると考えられます。
全国でたくさんの人が同時視聴する事があるため
動画配信サービスは人気サービスになればなるほど、一度に多くの人が同じ時間帯に同時視聴する可能性があります。
電波状況が悪いネット環境の場合、プログレッシブダウンロード方式ではデータ読み込みができず動画が止まってしまうとユーザーからのクレームに繋がります。
一方、ストリーミング方式ではネット回線が重くなっても止まらずにデータを読み込みながら再生をおこなうので、ストリーミング方式を採用しているといった理由が考えられます。
ここまでが動画配信サービスを利用するうえでのネット環境・回線について、最低限知っておいて欲しい基礎知識といったところです。
次からは、回線やネット環境によってあるあるなトラブル例をご紹介していきます!知っ得情報もご紹介していきますので、いましばらく記事にお付き合いください^^
動画配信サービスで回線が遅い事によるトラブルとは?
では、ここからはネット回線の相性が悪いと動画配信サービス利用でどんな不自由が発生する可能性があるのかを、よくある&私が体験したトラブルをご紹介していきます。
再生中の動画がカクカクしたり止まる
これは動画配信サービスだけに限ったことではなく、インターネットで動画を楽しむ人がある人なら1度は体験した事がある、動画の映像がカクカクしてしまい快適に視聴できないといった問題があります。
ニコニコ動画では止まった時にコメントで「tmt(トマト)」という言葉ができるほど、よくある現象でした。
カクカクの原因は、配信元や配信先のネット環境が悪い事で十分に転送量をカバーできなくなり重くなる事で発生します。
アプリが落ちる
最近は動画配信サービスもアプリ改善がおこなわれ、こういったトラブルもなくなりましたが、アプリで映画やドラマなど重い動画を再生しているとデータ受信中にアプリが落ちる(終了してしまう)といったトラブルも!
アプリには動画の再生をおこなう際にデータをダウンロードする時間の制限(タイムアウト)を設定しているために起きるトラブルです。
これも原因の多くは視聴環境や回線状況が悪い事が影響して起きてしまいます。
ダウンロードできずイライラ
最近では、動画配信サービスの多くで採用されているダウンロード(オフライン)機能で、私も何度か経験した問題です。
出先で動画を視聴したい時に便利なダウンロード機能で、家を出る少し前に見たいドラマを2話分ぐらいダウンロード…1話分の半分ぐらいまでいってそこから先のダウンロードがうまくできないのに出発時間は迫ってきていてイライラ!
結局間に合わずに諦めた事も数回ありますw前もってデータをダウンロードしておけという話ですが、まさか不具合がおきるとは思ってないですから…ねぇ。
ざっと代表的なトラブルや不具合をここまでご紹介しましたが、これは本当一部のトラブルで他にも調べればキリがないので最低限、だけど重要な部分をご紹介しました。
動画配信サービス見るのにおすすめの回線は?
ここまで動画配信サービスを利用する時に必要な基礎知識として通信方式やトラブルをご紹介してきましたが、ここでちょっと休憩…というか、そろそろ能書きだけではなくて…
「ところでネット回線を使うならどこがおすすめなの?」
と思っている人もいると思うので、私が実際に利用している&利用していた環境でおすすめのインターネット回線をご紹介します!
特に「この情報はいま必要ない」って人は読み飛ばしちゃってくださいね^^
無線オンリーならWiMAX 2+
家では動画配信サービス以外あまりネットを使わなかったり、普段は外出している事が多いという人におすすめなのは、ポケットWi-Fiの中でも最も利用者が多いWiMAXの「WiMAX 2+」です。
平均の回線速度は下り220MbpsとポケットWi-Fiの中でもトップクラスで、動画配信サービスを見る場合でもサクサク視聴する事ができます。
注意点としてWiMAXは機器提供のみで、別途プロバイダ(接続サービス)と契約する必要がりプロバイダによって料金が変わってきます。
「じゃあどこを選べばいいの?」という人が利用するなら数あるプロバイダの中でも「GMOとくとくBB」はおすすめです!
最大42,200円のキャッシュバックがあり格安なうえ「ギガ放題プラン」だと、実質費用にすると月額3,609円から利用できます。
注意点としては「ギガ放題プラン」でも、まったく制限がない訳ではなく3日間で10GBまでの転送量制限があり、制限に達した場合は翌日まで通信速度が遅くなります。
ですがスマホの回線が1ヶ月7GBまで制限が掛かってしまうのと比べたら10倍以上利用できるので、動画配信サービス廃人でなければ、まず問題ありませんね。
いまならキャンペーンも開催しているようなので、気になる方はGMOとくとくBBの公式サイトをチェックしてください。→GMOの公式サイトへ
自宅メインなら光回線
次に、自宅でのインターネット利用がメインで動画配信サービスも家で使うのがほとんど。外出先でみる時はダウンロードした作品を見るという人には光回線(固定回線)がおすすめです!
私は光回線をいままで2回線使ってきましたが、料金面で選ぶから速度で選ぶかで選択肢が変わってくるので2サービスともご紹介しておきます。
NTTのフレッツ光!
まずはNTT西日本・東日本が提供しているフレッツ光!日本で光回線と聞けばフレッツ光しか知らないという人もいるほど代表的な回線ですね。
下り最大1Gbps(ギガビーピーエス)とWi-Fiよりも1桁大きい回線速度なので、なんのストレスもなく動画配信サービスで高画質配信も楽しめ、Wi-Fi対応の無線LANルーター設置も可能なので、家で動画をスマホにダウンロードする事もできます。→フレッツ光の公式サイトへ
高速ネット回線の新定番のNURO 光!
ソニーネットワークコミュニケーションズが提供しているNURO光「世界最速インターネット」と公式CMでも謳っている回線速度は下り最大2Gbpsと超高速!
これから動画配信サービスも4K、次には8Kと対応していく可能性があるなかで、インターネット回線の通信速度も重要になってくるので、いまからでも対応しておきたいという人にNURO光はおすすめです。→NURO光の公式サイトへ
難点として現在まで全国展開していない部分があるので、申込みを検討する際は、公式サイトの「提供エリア」を確認してください!
動画配信サービス推奨の回線速度はどれぐらい?
私がおすすめするインターネット回線はいかがでしたか?どこまWi-Fiも光回線も一昔前のADSLとかに比べると、すごく早い回線速度でどこの会社も提供してくれてますよね!
え?読み飛ばした?それは残念ですが、気が向いたら後ででも読んでください。ほんとおすすめなんで^^
そして回線業者のご紹介をみて「じゃあ動画配信サービスを視聴するには最低どのぐらいの回線スペックが必要なの?」と思うかもしれませんが、
HuluやU-NEXT、Netflixなど有名どころのヘルプページを確認すると、平均して下り(受信)速度6Mps以上で標準画質の視聴には問題ないと推奨されていました。
また4K画質に相当するUHD画質でも下り25Mbpsあれば動画を楽しむのには問題ないようです。
「じゃあ余裕でいまの環境でも見れるんじゃない?」
そうなんです!実は調べてみると、動画配信サービスには超速い回線速度は必要なくて、普通にポケットWi-Fiでも十分だし、光回線だったら4K画質も快適にみれちゃうんですよね!
で・す・が!
ネット回線の速度は設置している環境によって発揮できる最大速度は変わってきますので、まず問題ないとは思いますが、あなたのいまのネット環境が問題ないかを確認しておきましょう。
自分のネット環境の回線速度を確かめる方法
今の自分のネット環境は動画配信サービスを快適に視聴できる状態なのかは以外に簡単にしらべる事ができるんです。
下記に紹介する方法をそのままやってもらえば、あなたの使っているネット環境と回線状況がわかって、時間的にも1分も必要ないので、ぜひ試してみてください!
Fast.comでチェック
Fast.comというサイトで回線速度チェックする事ができます。使い方もすごく簡単なのでいまお時間がある方はぜひチェックしてみましょう!
Facr.comの使い方
1.「Fast.com」にアクセスする
https://fast.com/ja/にアクセスしてください。
たったこれだけ!あとはページが表示されてすぐに、現在のあなたのネット回線速度の調査がスタートされるので、結果を待つだけです。
早ければ10~20秒ほどで、下記画像のように結果が表示されます。
この方法で確認して、動画配信サービスで推奨されている通信速度をクリアしていれば大丈夫です!上りの速度も知りたい人は調査結果すぐしたの「詳細を表示」をクリックすれば確認できます。
これで動画配信サービスを楽しむ準備は万端なので、気になる動画配信サービスに申し込みをしてデータ量など気にしない動画ライフを楽しんでください^^
ちなみ、このサイトの別ページで動画配信サービスのおすすめ比較もおこなっていますので、ご興味のある方はチェックしてみてください!
動画配信サービスはスマホのネット環境でも見れるの?
ここまでネット回線の中でもWi-Fi(無線LAN)と光回線(有線LAN)をメインのテーマとして、基礎知識やトラブル、おすすめの回線業者をご紹介してきましたが、
中には「回線を契約しないで視聴できないの?」「スマホのネット環境は無理?」という人もいると思いますが…4G(LTE)回線を使って動画をみる事はおすすめしません!
4G(LTE)回線はデータ転送量制限がつきもの
この記事の途中でも軽く紹介しましたが、スマホには各キャリアが設定している月々のデータ転送量制限があり、その平均は7GBになっています。
YouTubeを4Gで見たことがある人は分かると思いますが、視聴時間・画質にもよりますが4~5日で制限が掛かってしまう事もあり、制限が掛かるとネットサーフィンすらままならなくなくて、データを追加購入…これ、私の経験談です^^;
追加購入もデータ料1GBあたり1,080円掛かるので馬鹿になりませんので、Wi-Fiや自宅で回線契約をして視聴・ダウンロードをするのが得策だと思います。
最悪、回線契約が金銭的に厳しいという人は…カフェやファミレスでWi-Fiを拝借してくださいw
おすすめのネット回線業者を確認したい人はこちら
※回線業者部分に戻す
まとめ
この記事をお読みいただき動画配信サービス、ネット回線について少しは理解を深めるお手伝いができたでしょうか?
ネット環境は契約する回線業者、Wi-Fiか光回線どちらを利用するのかによって動画配信サービスを快適に楽しむ事ができるかが変わってきます。
どれがあなたにとってベストな環境なのか?を当ページで説明・ご紹介して事を参考に考えてみていただければ幸いです!最後に、この記事で覚えてもっとも覚えておくべきポイントを5つに分かりやすくまとめました!
- 動画配信サービスはネット回線が大事!
- 通信速度は下り(受信)速度が早ければOK!
- アウトドア派はWi-Fi!インドア派は光回線を選ぶが吉!
- 4G(LTE)で動画は通信制限との戦い!
- お金がなければ電波を拝借しよう!
これさえ覚えておけば、まず回線選びに困る事なく、動画配信サービスを楽しむ事ができると思います!
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また別の記事でお会いしましょう!